「宇宙を哲学する」

 

先日,第8回信州大学哲学懇話会シンポジウム「宇宙を哲学する」に参加してきました。

2か月ぶりの松本は,今でも自分のアパートに帰れるような気がするほど自分の街でした。

在学中はだめ学生だったので,哲学の場に行くことも先生に久しぶりに会うことも少し怖かったのですが,ちゃんと座らせてもらえたのでよかったです。

 

シンポジウムは,「杞憂は本当に杞憂なのか?」という中国の伝統的な宇宙論のお話から始まり,「宇宙観の変遷とこれからの課題」という天文学史とこれからの宇宙に関するお話,そして2つの話題に対するコメントという流れで行われました。

 

 

やっぱり思想の話は聞いているとすごく面白いので、在学中もっとちゃんと向き合えばよかったな…とも思う反面、でもそんなことできただろうか?とも考えました。

人生が何回もあったらもっといろんな過ごし方を試せるのにね。

 

 最近観た映画のこと(ネタバレあり)

先日,高田世界館という映画館で『帰ってきたヒトラー』を観ました。

見たいなあと思いつつ見逃していた映画だったので,今回運よくスクリーンで見ることができてよかったです。

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帰ってきたヒトラー』はコメディでありながら,ヒトラー,そして民衆の心理を恐ろしさを描いた作品でした。

ヒトラーという人物は最悪の虐殺を行ったナチス・ドイツの独裁者であると私たちは理解しています。

映画はまるでドキュメンタリーのようでした。

ヒトラーが実際にドイツに現れたかのように思えます。そして,現代に生きるヒトラーを応援するような気持ちにすらいつのまにかなってしまいます。

……あの最悪の独裁者のヒトラーを。

このことこそが,この映画のキャッチコピー「笑うな危険」の意味だろうと思います。

ヒトラーヒトラーのまま,現代の民衆に,そして見ているもの自身に笑いとともに受け入れられてしまう。

笑ってしまったことの恐ろしさに気づいた時には,ヒトラーはもうザヴァツキを精神病院に送ってしまっている……。

 

「面白い」と思ってしまうこと自体の恐ろしさを突き付けられる映画でした。

ヒトラー 最後の12日間』のパロディもあって,そこでも笑ってしまったのですが,たぶんそこも「一般人がヒトラーと同じ行動をする」というアイロニカルなシーンだったのだと思います。

 

小説版とはまた違った構成でしたが,映画は映画で楽しむことができました。

また小説も読み返したいなあ。実家からとってこないと。

 

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